Enterprise IT 2013 参加レポート
二度目の登場になります。
ネットソリューション部の関根です。
今年6月にシンガポールにて開催されたEnterprise IT 2003というイベントに参加させて頂きましたので、その模様を簡単にではありますがご紹介いたします。
会場はここ、マリーナ・ベイ・サンズ。最近テレビのCMなどで日本でもおなじみとなりつつある何やらすごい形のビルのふもとに世界各国からITテクノロジーの将来を担う様々な企業が集結しました。近代的な街並みもさることながら、今シンガポールのIT市場は日進月歩の広がりを見せていて、将来的に進出を考えている企業も多いようです。
■世界のIT技術が大集合
会場は各国のIT関連企業が国外に向けて自社製品を紹介する場として大変賑わっていました。一通り周ってみると通信機器やディスプレイなどといったハード系がやや多かったように感じましたが、スマートフォンアプリなどのソフトウェア製品を展示している企業も少なくありませんでした。ほんの一部となりますが写真を以下に掲載します。
ソフトウェア製品に注目してみると、今回出展されていたスマートデバイスアプリはほぼ全てiOS/Android のマルチプラットフォームに対応していました。にも関わらずその事について出展者はそれほど触れておらず、一般向け商品として開発されたスマートデバイスアプリ は、どのプラットフォームからでも使えるという事がもはや大前提となっているのだという印象を受けました。
また、興味深かったのは”e-Government”ブースで拝見したシンガポール政府の最新IT技術を利用した行政です。日本政府のIT技術の利用率はまだまだ発展途上で、最近ようやくインターネットを利用した選挙活動が認められたばかりなのに対して、シンガポールは様々な先端技術を柔軟に取り入れて今では電子政府世界ランキング第一位となっています。日本には世界に知られる有名企業が数多く存在しますが、このような積極性に欠ける部分があらゆる面において弱点になっているのだと感じました。
■余談ですが
実を言うと今回海外の方々とお会いするにあたって特別に英語版の名刺を作ってもらう事になってしまいまして、英語なんて本当に最低限しか話せないのに名刺交換だなんて一体どうしたものかと多少なりともプレッシャーを感じていたのですが、いざ会場に赴いてブースでお話を伺わせて頂くと、相手方から自然と名刺交換を持ちかけてくれる事が多くて助かりました。
そんな具合に、このようなイベントは製品のプロモーションを行うという意味合いの他にも、互いの人間交流を初めにビジネスの輪を直接広げる場としても大変有効で、きっとこの場所からまた新しいイノベーションが生まれたりもしたのだろうと思うとなんだか胸が熱くなりますね。
こういった時代の先端を身近に感じられる事もこの職業の魅力の一つなのかもしれません。